第80期棋聖戦第五局

例年ならば羽生棋聖がタイトル戦に出続けなのですが、今回は木村八段が連続登場となります。

さて最終局、王位戦第一局を指し直しで勝った木村八段、採用したのは一手損ではなくて横歩取りでした。
もちろんこの形は後手が乗ってこなければ成立しませんが、早めに3二金ならば角換わりでしょうが、2五歩が先になると横歩取りの傾向があるようです。
後手としても先手に2五歩を突かれるのが気に入らないのでしょうかね。

さて、後手の2四飛に対して先手が2八銀と上がり、後手が6二銀としたところまではよくある形でしたが、先手の7五歩あたりから実践例が少なくなってきました。
注目されるのは、先手の2七歩という形。
せっかく切った歩をここに打つのは気が利きませんが、とにかく相手の攻め筋を事前に封じておくのが戦いの要諦です。
まして木村八段ならば当然の一手なのでしょう。

以下、先手は馬を作って後手の飛車を引かせ、次は飛車を左翼に転じようという狙いです。7三銀は馬を追うことによって飛車の転向をけん制する狙いです。
先手も歩が伸びていない陣形なので馬を自陣内に引くことができないため、6六馬のような形になると歩越しの飛車が立ち往生します。
つまり、先手が狙い通り飛車の左翼への天候に成功するか、後手がこれを阻止するかが勝敗の分かれ目になれそうです。
なにしろ後手は銀が上ずっていますから、歩を先頭にした飛車の進撃は脅威になります。
そこで8五歩の突き出しに考慮しているわけです。

先手としてはこの後は7五歩でしょうか。
7五歩、6四銀、7六馬でも指せそうです。
先手としては端歩を突くとか、改めて2六歩と行くという手もあるかもしれません。
後手の飛車が隠居していれば、間に合うのかもしれないので。

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